<ロッテ4-2オリックス>◇28日◇QVCマリン

 ゴールが、見えそうで見えない。18年ぶりの優勝を目前に、オリックスが3連敗を喫した。先発吉田一将投手(25)が3回途中3失点。2番手マエストリが角中に1発を浴び、打線も涌井らロッテ投手陣から2点を取るのがやっと。この日は首位ソフトバンクも負けたが、今日29日からの楽天2連戦に連敗すると、優勝を逃す土俵際に追い詰められた。

 「まあ、明日だね」。森脇浩司監督(54)がつぶやくように言った。「全員で戦って、ベストを尽くしたが勝ちに届かなかったということ」。この日も早めの継投で防戦。試合はつくったが打線が反撃しきれなかった。観戦に訪れた宮内オーナーは、最後まで試合を見届け「ご苦労さん」とだけ話し球場を後にした。

 もう1つも負けられない。森脇監督は「なんとかそこ(10月2日のソフトバンクとの直接対決)まで持っていく最高の努力をしないと」と話した。29日は西が先発するが、当初は2日に回るとみられていたエース金子が、30日の楽天戦に先発する見込みとなった。指揮官は「追いかける方はトーナメント方式でいかないと。もともとサバイバルに挑んでいるんだ」と前を見据えた。

 起用が増えている中継ぎ陣をはじめ、移動しての連戦で選手の疲れはピークだ。それでも「こっちは自力で相手は他力。やりようによっては自力で(状況を)動かせる。悔いのないようにしっかりやりたい」。勝ち続ければ道は開く。究極の我慢比べに勝ってみせる。【高垣誠】