ヤクルト岩村明憲内野手(35)が来季の戦力構想から外れていることが29日、分かった。古巣復帰2年目の今季は開幕を1軍で迎え、6月には1試合4二塁打というプロ野球タイ記録を樹立した。だが、シーズン中盤からは2軍暮らしが続き、出場39試合、打率2割4分3厘、1本塁打で終わっていた。球団は監督交代で新体制となる来季に、さらなる若返りを図っていく方針。岩村はヤクルトでは日本一を経験し、大リーグでも活躍するなど日米での豊富なキャリアを誇る功労者だが、2年連続最下位からの低迷打破を期すべく、来季の契約を結ばない決断を下した模様だ。明日1日にも通告されるとみられる。今後について、本人は現役続行を希望している。