<阪神0-1DeNA>◇9月30日◇甲子園
怒号の甲子園だった。本拠地でのペナントレース最終戦。試合後のセレモニーでは阪神和田豊監督(52)に対し、「逃げるな!」「しゃべれ!」「やめろ!」のヤジ。あいさつがないのは例年通りだが、その怒りも十分なほどの黒星だった。
9回無得点だった前日29日に続き、この日もDeNA山口の前に3安打完封負け。見せ場は1点を追う8回。西岡、関本の代打攻勢で2死一、三塁とした。命運を託した上本の飛球は、左翼フェンスの1歩手前で失速…。逆転、そして4連勝への希望は、大きなため息へと変わってしまった。
和田監督
秋口でなければ浜風で入っていたような当たりやったけど、届かなかった。何とか勝ちたい、点を取りたい、という気持ちを持ってゲームに臨んでいるけど。負けられない試合が続いているから、焦りもあるだろう。
夏までは右翼から左翼へと吹く浜風は、秋の訪れとともに止まる。運命を左右した気まぐれな風に、思わず「たられば」を嘆いた。あっさりと2時間33分で連勝が3で止まった。そして広島がヤクルトとの激戦を制した。自力2位が再び消滅。8億円ともいわれる収入が見込まれるCS主催権が宙に浮いた。契約最終年の指揮官も、続投へ「2位」が1つの目安にされている。和田監督は「それ(広島戦の勝利)は最低条件になってくると思うので。振り返ってもしょうがない。また、明日」。CSは甲子園で戦うのか、広島へ出向くのか-。今日1日のシーズン最終戦で広島に勝たないと始まらない。【近間康隆】
▼阪神が甲子園最終戦でDeNAに完封負け。同球場でのシーズンラストゲームでの完封負けは00年以来、14年ぶり7度目。3安打完封負けは61年以来、53年ぶりの最少安打。
▼阪神の今季甲子園の成績は33勝28敗1分け。



