CSだよ、宮崎に全員集合!!
和田阪神がクライマックスシリーズ(CS)直前に予定する宮崎合宿にフルメンバーで臨む方針であることが2日、分かった。6日から始まる「みやざきフェニックス・リーグ」で実戦感覚を保ち、11日に開幕するCSファーストステージ広島戦に向かう調整プラン。最終順位は5日、広島の勝敗次第だが、球団史上初のCS突破へ万全の準備を整える。
シーズン最終戦から一夜明け、和田豊監督(52)は広島駅から帰阪した。広島との決戦に勝って、他力ながら2位の可能性は残した。息つく暇もなく次なる戦いへの準備をしなければならない。指揮官はCSへ向けての調整プランを明かした。
「去年と違って、試合までに日にちがあるからね。実戦も必要になってくる」
CS開幕まで中9日が空く。そこで利用するのが宮崎での2軍教育リーグだ。投手は実戦登板でシーズン中の状態を保ち、野手は対外試合で“生きた”球を打つことで、実戦感覚を忘れないことが重要になる。
黒田ヘッドコーチは「行くなら全員で行きたい」と主力も参戦させる考えを明かした。鳥谷も、新井も、ゴメスも、マートンも、宮崎で最終調整する方針だ。過去4度のCSは1勝8敗。いずれもファーストステージで敗退してきた。昨年は初戦にわずか1得点で敗れると、第2戦も主導権を握れないまま敗れた。過去の傾向を見ても、初戦の貧打が響き、勢いに乗れないまま敗れ去ってきた。短期決戦の鉄則である「先手必勝」のためにも大切な調整期間になる。
短期決戦を勝つために必要なものは何か。指揮官として2度目のCSとなる和田監督は、その質問にこう答えた。
「それを今から考えなきゃいけない。試合展開によって打つ手は変わってくるから。その時の状況を見ながらやっていきたい」
指揮官にとっても、宮崎合宿は選手の状態を見極めて、どう采配を振るか、気持ちを整理する時間となるはずだ。
「去年の教訓?
もちろん、もちろん。去年が初めての経験だったから。それを生かしてね。ただ、こうと決めるんじゃなくてね。(投手や代打を)つぎ込むのは早くなると思う」
シーズン最後は呉昇桓を8回から投入するなど5戦連続で登板させた。なりふり構わず、目の前の1勝を取りにいった。11日に向け、指揮官の采配、選手の状態はどう変化していくのか。CSへのカウントダウンが始まった。【鈴木忠平】



