CS突破へ、個人タイトルよりも休養だ。ソフトバンクとの死闘に敗れた涙のV逸から一夜明けた3日、オリックスはCSモードに入った。福岡から仙台入り。4、6日と楽天との2試合でレギュラーシーズンは終了するが、残り試合はCSファーストステージ(11日から)に備え、疲労のたまった主力を休ませることになった。

 森脇浩司監督(54)は「今、やることははっきりしている。一番は選手のコンディションを整えること。故障ギリギリで戦っている選手が多いからね」と話す。タイトルのかかっている選手も例外ではない。

 糸井は、楽天銀次と首位打者争いを演じてきたが、両膝痛を抱えており無理はさせない。現在、楽天則本に5個差をつけ最多奪三振のタイトルに迫る金子は、6日の最終戦に則本が登板する見込みで、逆転される可能性もある。だが、疲労をとることを優先。星野投手コーチは「投げさせないつもり」と残り2試合での登板は見送る。また、4日は佐藤達や平野佳ら登板過多の救援陣も全員休養させる徹底ぶりだ。

 CS初戦に金子、2戦目に西かディクソンの登板が見込まれる。万全の状態で迎えるためにも、休養で身も心もリセット。悔し涙を糧に、逆転日本一へ再スタートする。【高垣誠】