祈りながらのお勉強!?

 阪神は今日5日の広島-巨人24回戦(マツダスタジアム)の結果で今季の順位が決まる。最後の最後で2位浮上、CSファーストステージの甲子園開催が決まる可能性があるだけに見逃せない運命の1戦。今季広島戦で6勝し、CSでも期待の藤浪晋太郎投手(20)は、苦手とする松山、丸対策を表明。テレビ中継を凝視することは確実だ。

 4日、調整の場、宮崎をイメージした甲子園練習で、藤浪はブルペンに入った。球場は未定だが相手は広島に定まるCSファーストステージに向け、目の前の課題ははっきりしていた。

 「もちろん対策しないといけないし、配球面も含めて、なんとかしたいと思います」

 11勝した2年目の今季も広島戦は6勝1敗と抜群。ただ、丸に24打数14安打、松山には19打数8安打と打たれた。藤浪で勝った9月26日の広島戦後に、和田監督も2人の名前を挙げて「いつもやられている。チームとしても研究しないと」と警戒したほど。短期決戦へ対策は必要不可欠。逆に苦手を克服すれば、キラーぶりに磨きがかかる。

 決戦の相手をゆっくりとチェックできる。チームの順位も決まるだけに、今日5日の広島-巨人戦は見逃せない。同じくファーストステージ登板が濃厚な能見も「チェックするよ」と見る気満々。いつもとは違った角度から、頭をひねらせていく。藤浪も松田や岩貞らの寮生と、意見しながらの観戦であの手この手を探っていくかもしれない。

 1年前はルーキーながらCSの「開幕投手」を任された。コイ党に甲子園を赤く染められ、広島キラに1発を浴びた。大阪桐蔭では短期決戦を勝ち上がっていた右腕の屈辱とともに、チームも2連敗で散った。同じ相手にやられてばかりはいられない。20歳のプライドでリベンジし、来季へ向け、この機会に苦手意識も払拭(ふっしょく)する。

 日程変更で流動的ながら、フェニックス・リーグでは打者一巡、3イニングほどの登板で実戦感覚を養う予定でいる。「結果というより内容ですね。短期決戦はペース配分とかはないし、飛ばしていこうと思っています」と意気込んでいる。ナイター観戦で相手をしっかりとイメージ。藤浪の準備が、CS突破のカギを握る。【池本泰尚】