日本ハム大谷翔平投手(20)が「投手専任」でメジャーのスター軍団に挑むことが6日、分かった。11月に開催される「2014
SUZUKI
日米野球」で米大リーグ(MLB)選抜と対戦する日本代表メンバーへの選出が確実。日本代表・小久保監督は投打二刀流での出場機会を示唆していたが、打者での起用を見送る方針を固めた。日本球界最速162キロをたたき出したポテンシャルを一極集中し、トップ大リーガーとガチンコ勝負する。
本気度がにじむ選択をした。大谷が投手として、屈強な本場のバットマンたちに挑むことになった。9月22日の小久保監督らによるコーチ会議で、侍ジャパン候補にリストアップ。今回の編成の中で目玉ともいえる存在で、初選出は決定的な情勢だ。NPB関係者らによれば正式決定前に、本番での二刀流運用のシミュレーションを日本ハム側と意見調整。打者での出場を見送り、今季の進化が著しい投手1本での出場に限定する方向性を固めた。
真剣勝負する気概の表れといえる。日本ハムでは今季は投手での調整、育成に重きを置いてきた。2年目で初めて規定投球回に到達、チームトップ11勝をマーク。先発ローテーションに定着し、5日の今季最終戦の楽天戦で、日本球界の公式戦最速記録162キロをたたき出した。選出予想されるメンバーの中の目玉で、トップクラスの期待度。打者との併用ではなく、投手に専念した方が、才能を本領発揮できる可能性が高いとの判断もあったようだ。
短期間での二刀流起用は余興的な意味合いを持つ側面もあったが、それを完全に排除できる。夢の対決へ、剛腕だけをうならすことになる。MLB選抜の打者陣はプホルス(エンゼルス)カノ(マリナーズ)プイグ(ドジャース)ら、最高ランクのメンバーを交えて構成される予定。花巻東時代に公表したように、将来的に米球界挑戦の野望を持つ。今季も含め視察を続ける米球団のスカウトは、その際に投打を一方に絞るならば、投手が大成するとの見方が大勢を占める。未来への格好のデモンストレーションにもなる。
自身の公式戦最速記録を更新して一夜明けたこの日は、完全オフ。今日7日からオリックスとのクライマックスシリーズ・ファーストステージ(11日開幕、京セラドーム大阪)へ向けて再始動する。第1戦の先発が決定。初のポストシーズンを終えた後、侍ジャパン投手陣の一員へと変身する。大谷は侍ジャパンの公式サイトのインタビューで、日米野球への高ぶる思いを明かしていた。「自分の出せる100%をやりたいと思います」。大谷の楽しみ満載で長い1年間。日の丸を背負って、投手としてフィナーレを迎える。
◆日米野球出場選手
小久保監督が率いる侍ジャパンは広島前田、オリックス金子、楽天嶋、巨人坂本、日本ハム中田、オリックス糸井の6選手が発表済み。MLB選抜はレッドソックス・ファレル監督が指揮を執り、プホルス(エンゼルス)ら7選手の参加が発表されている。残り選手は後日発表され、選手会幹部が「顔触れは過去最高の1つになる」と話している。



