広島緒方孝市監督(45)が15日、第19代1軍監督に正式就任した。2年連続3位からの来季へ向け、新監督は「最後の最後で負けた今年の悔しさを来季、リーグ優勝、日本一という形にしたい」と言い切った。<緒方監督はこんな人>
「昭和の男」である。酒は芋焼酎、タバコも吸う。公営ギャンブルは競輪が好きだ。着るものにも興味がない。洋服は家族に付き合って年に1度まとめ買いするだけ。食事にも特にこだわりはない。通りすがりの食堂にともに入り、ラーメンとギョーザを「うまい」と食べたこともある。ある球団が優勝祝いの2次会で、日曜に銀座の店を開けさせたという報道を見て「めんどくさいことしますね」と不思議がっていた。
球場へは自転車通勤。今はスポーツ用サイクルだが最初は“ママチャリ”。後輩コーチから「ファンも見ている。勘弁してください」と言われて替えた。
武骨な男が“エエカッコ”したのはFA移籍が注目された99年オフ。バリバリの外野手として巨人長嶋監督が獲得を望んだ。結果は残留。「田舎の高校生が広島に拾ってもらって、ちょっとうまくなったから、はい、出ていきます、それはない」と後日、聞いた。
もう1つ、エエカッコだったのはアイドル歌手と結婚したことか。「昭和の男」を支え、3人の子どもを守る妻も大変だ。しかし広島出身・かな子夫人の存在も「広島ひと筋」に大きく影響している。【編集委員・高原寿夫】




