<パCSファイナルステージ:ソフトバンク4-12日本ハム>◇第3戦◇17日◇ヤフオクドーム
あまりにも大きな失点だった。ソフトバンク摂津正投手(32)はプロ初の3被弾で2回7失点でKO。「俺のせい。それだけ。ホームランは注意していたけど…」。公式戦13打数6安打と打たれていた陽岱鋼に、この日も2打席連発を食らって天を仰いだ。
公式戦最後の2戦も7、6失点。鳥井田コンディショニングコーチが「コンスタントに投げた方がいいタイプもいるが、摂津は間隔が空いた方がよくなるタイプ」と話すように、中22日と休養十分で直球は走っていた。それでも肝心の制球が甘かった。「しっかり時間をもらっていたのに、調整できなかった」。今季最後の登板にならぬよう、仲間の勝利を信じるしかない。
ただ、秋山監督は12失点よりも、相手の12安打を上回る14安打の打線に手ごたえを感じていた。「李大浩も打ってる。打つ方は当たりが出てきているのはいい。後はつながっていけばね」。得点で大差がついた理由は簡単。「3ラン3発とソロ1発。その差が点差に出ている」。4被弾で流れを失ったのは誤算でも、希望を捨てる必要はない。
2戦連発など当たっている内川も、前を向いた。「点差があるなしでなく、諦める必要はないので。打った方がいい。当たり前ですよ」。第1戦では、内川が緩慢な中継プレーで進塁を許し、失点につながった。第2戦では今宮の悪送球、この日も細川の失策と、守備のミスが失点につながっている。ここが課題になりそうだ。アドバンテージを含めて2勝2敗のタイになった。秋山監督は「明日が大事になってくる」と、言葉に力を込めた。
▼ソフトバンクは14安打を放ちながら黒星。プレーオフ、CSでは10年1S第1戦西武が延長11回で13安打を放ちながら5-6でロッテに敗れていたが、14安打以上で敗れたチームは初めて。9回の試合では、敗戦チームの最多安打は09年2S第1戦の楽天まで4チームの12だった。



