今季、国内フリーエージェント(FA)権を初取得した日本ハムの中継ぎ左腕、宮西尚生投手(29)は、CSファイナルステージでの敗退が決まった20日、権利行使について「まだ何も考えていないです」と、話すにとどめた。

 パ・リーグを代表する中継ぎ左腕が権利行使となれば争奪戦は必至だ。この日、登板機会がないまま今季を終えた宮西は「(他球団が)評価をしてくれているというのは光栄なことで、うれしく思う」と率直な思いも口にしながらも、今後の方向性については言明を避けた。

 同じく今季、国内FA権を取得した大引啓次内野手(30)も「それは、おいおい」と態度を保留。昨季、権利を取得した小谷野栄一内野手(34)は「今は考えられる状況じゃない」と話した。