オリエンタル・エクスプレスの再現だ!

 西武が21日、台湾代表の郭俊麟(カク・シュンリン)投手(22=国立台湾体育運動大)の入団会見を行った。

 前日20日に来日し、この日までに契約金5200万円、年俸1200万円プラス出来高の複数年契約で合意した(金額は推定)。背番号は12。西武に所属した台湾球界のスーパースター郭泰源(現ソフトバンク投手コーチ)が入団時から2年間背負っただけに「光栄です」と目を輝かせた。台湾代表などで指導を受けた師匠から「自分みたいな選手になってくれと言われた」。85年からの13年間で通算117勝の先輩の背中を追いかける。

 9月のアジア大会(韓国・仁川)でも先発の軸として銀メダル獲得。最速151キロの直球に落差が大きいチェンジアップが武器。鈴木本部長は「マウンドさばきがよくて、センスを感じる。即戦力プラス、ドラフト1位以上という考え方」と期待を込めた。【為田聡史】

 ◆郭俊麟(カク・シュンリン)1992年2月2日生まれ。代表歴は10年にIBAF世界U18、11年にワールドポート、ワールドベースボールチャレンジ、IBAFワールドカップ、13年に侍ジャパン強化試合など。175センチ、70キロ。右投げ右打ち。