タカの天敵は“トリ”や!
阪神鳥谷敬内野手(33)がソフトバンクへの「刺客」になる。27日は新幹線で福岡に移動し、今日28日の第3戦に備えた。1勝1敗になって敵地での決戦。勢いづくホークスナインに立ちはだかるのが鳥谷のバットだ。
ヤフオクドームでの交流戦は2戦で7打数5安打、打率7割1分4厘と好相性だった。過去2年も3割3分3厘と安定しており、違和感なく打席に立てるフィールドだろう。それでも、冷静に「(データが)いい悪いじゃない。場面場面で、全部ヒットになれば、もちろんいいけど場面によって送るところは送って、振るところは振って。しっかりやりたい」と話す。独特の緊張感がある頂上決戦でも、平常心でプレーしているのが強みだ。
ポストシーズンは全8試合で安打をマークし、好調を維持している。出塁して好機を広げ、進塁打で走者を進め、適時打で得点を刻む。万能型の3番が打線の中軸として、どっしり座る。打撃だけではない。鉄壁の守備でも戦いを引き締める。
前日26日の日本シリーズ第2戦。1回に先制点を失った直後の1死一塁。李大浩の三遊間への緩いゴロを逆シングルでつかみ、二塁にジャンピングスロー。併殺に仕留めた。鳥谷は言う。「短期決戦ではミスしたら流れが変わるというのは分かっている」。重圧のかかる局面でも、いかに手堅く守れるか。うかつなワンプレーが命取りになりかねない短期決戦でこそ、名手の技が浮き彫りになる。【酒井俊作】



