元気もりもりだ。楽天斎藤隆投手(44)が17日、仙台の球団事務所で現状維持の年俸6000万円で更改。45歳となる来季目標に「40試合登板&球速150キロ」を掲げた。そのためにも、徹底的に自らの体に手を入れていることを明かした。「自分の体を使った人体実験。自分へのチャレンジです」と笑顔で話した。

 日米通算23年目を終えた。年齢も40代半ばとなり、さすがに「代謝が落ちたのは否めない」。オフのトレーニングは例年通り行い、他の部分で補う。「食事でカバーですね」。サラダはドレッシングをかけない。脂身の少ないヒレ肉を中心に、植物性タンパク質とバランス良く摂取。体脂肪率12~14%を維持する。

 睡眠時無呼吸症候群(SAS)を患っていることも告白。3年前から治療を続け「酸素摂取量が通常の半分以下だった。最近は肉離れが減った」と効果を実感。100万円近くかけ、歯のかみ合わせ矯正にも取り組んでいる。「野球をやるためには、お金をかけないと」。自己投資を惜しまず、腕を振る。【古川真弥】