故郷の絆をフル活用!

 阪神松田遼馬投手(20)が広島大瀬良を参考にする。年末に長崎県人会イベントで、2学年先輩の大瀬良と顔を合わせる可能性がある。「新人王を獲得された方。お会いできたら1年間どういう気持ちで過ごしたのか聞いてみたい」と目を輝かせた。

 松田は来季「8回の男」として期待されるが、ここ2年間、春季キャンプで故障し、チームの力になれたのはシーズン終盤。一方で大瀬良は今季、開幕以降1度も2軍落ちせずに戦い抜いた。「数字というより1年間野球をしたい」。フル回転への課題を、故郷の先輩が解決してくれるかもしれない。長崎で過ごす年末年始は、来季から同僚となるドラフト3位江越大賀外野手(駒大)とも顔を合わせる機会がありそう。「何か聞かれれば、伝えることができたら」。充実の時間は必ずや来季の糧になるはずだ。