息の長い選手を目指す。巨人ドラフト1位の智弁学園・岡本和真内野手(18)が20日、奈良・橿原市内のホテルで開催された橿原磯城リトルシニア主催の「入団祝賀会」に出席した。後輩、OB、保護者ら約200人の前で壇上に立ち「いろいろな方に支えられ、いい環境を整えていただいた。1年、2年、3年と息の長い選手になれるように頑張ります」と誓いを立てた。

 中学時代に所属した同チームで、野球の基礎、本質を学んだ。「ちゃんとした野球の基礎もそうですし、連係プレーとか、細かなプレーもここで教えてもらった」と振り返る。情に厚く、チームの卒団式で涙を浮かべ、松本会長から「泣くな」と指摘された少年は、感謝の気持ちを込め、立派な打撃ケージを2台寄贈することを決めた。

 1月上旬からは、新人合同自主トレが始まる。2月の春季キャンプでの1軍スタートについて、原監督は「十分あるでしょう」と期待。素振り、ランニング中心で体作りに励む岡本は「(自主トレ)初日からしっかり動けるように。ケガには気をつけて、周りについていくのではなく、自分の限界までやっていこうと思います」と言った。しっかり足場を固め、プロの舞台に飛び込む。【久保賢吾】