ビッグマネーに心揺さぶられた!?

 日本ハム中田翔内野手(25)が、メジャーへの憧れを口にした。20日、フジテレビ「たまッチ!

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 プロ野球珍プレー好プレー大賞2014」(31日正午放送)の収録に参加。ヤンキース田中将大投手(26)と共演し、将来的なメジャー希望もポロリと明かした。11月の日米野球では侍ジャパンの4番を任され、大リーガーへの夢が膨らんだ。

 上着の左胸の星条旗が、メジャー願望を明かすきっかけになった。偶然か意図的か、中田は収録で米国国旗がついた上着を着て臨んだ。MCの「ザキヤマ」ことアンタッチャブル山崎から、すかさず「アメリカ意識しているの!?」と突っ込みが入った。中田は笑いながら「夢がある世界なので。あと、こっちも違うじゃないですか」と答え、指を丸くして「お金マーク」をつくった。

 メジャーリーガーとの対決で、興味をかきたてられた。侍ジャパンの不動の4番として日米野球5試合にフル出場し19打数4安打1本塁打。納得いく成績は残せなかったが、収穫はあった。メジャー屈指の強打者カノ(マリナーズ)に、衝撃を受けた。「日本人と(打球への)ミートが違う。身長は同じくらいで(体の)ゴツさも変わらないけど、オーラが違った」。日本では味わえない、すごさを目の当たりにした。

 本能的に感じる手応えもあった。「向こうの雰囲気は合っていると思う」。13年のWBCは「やっていて気持ちよかったし、楽しかった」と、純粋なあこがれも明かした。MCを務めたSMAP中居正広からは「行くんなら今だよね。一番脂が乗っている姿を見たい」と、背中を押された。出演者の猛プッシュにタジタジになりながらも、リップサービスを交え語り続けた。

 球団側にも話したことがないという、夢の全貌だった。「優勝を狙えるチームに行きたい。そういう中でやってみたい」と、この日はアメリカンドリーム全開。ザキヤマから再び「気持ちが揺らいで、アメリカマークがちょっと大きくなってきた!?」と突っ込まれると、笑顔のまま米国国旗をヒラヒラとアピールした。サービス精神たっぷりのメジャー願望トーク。数年後の中田は、どこへ…。【田中彩友美】