阪神は20日、呉昇桓投手(32)と来季契約を締結したことを発表した。韓国ソウル市内で正式合意した。現状維持で2年契約の2年目を迎える。2年間の推定総額は8億5000万円だった。日本球界1年目の今季は64試合に登板。39セーブを挙げ、セーブ王に輝いた。防御率1・76。シーズン終盤は回をまたいでの登板もあり、CSでは3イニングを投げきる試合もあった。石直球を武器に不動の守護神となった。

 球団を通じ「今年は阪神という素晴らしいチームでプレーができて、本当に良かったです。しかし、優勝できなかったことは悔しかったです。来年は自分が主力選手として、阪神の優勝に貢献できるように頑張ります」と、来季にかける思いをコメントした。15年シーズンも勝利の方程式の「締め」としてフル回転する。