国内移籍が可能なFA権を取得した広島栗原健太内野手(29)が17日、マツダスタジアム内の球団事務所で3度目の交渉を行い、残留で大筋合意した。一時「誠意を感じない」と権利行使を示唆したが、シリーズ終了後の週明けに残留を表明する見込み。だが、報道陣を避けてコメントはしなかった。鈴木球団本部長は「今日は何もない。日本シリーズが終わるまでは何も言わない」と沈黙。自チームの選手のことでシリーズを戦う両チームに迷惑をかけたくないという配慮で、栗原もその意に従い“脱出”を敢行したようだ。