秋田を訪れた巨人原辰徳監督が来季についてコメント。

 今オフに右肘、右膝の手術を受けた長野について。

 「長野は、ほおの骨が陥没していても頑張る。開幕スタメンに名を連ねてほしいと思っている」。

 「2人きりで彼と話すと、頑張りすぎてしまう部分がある。第三者の話を入れながら(春季キャンプの)スケジュールをつくる。長野は特別だから」。

 プロレスをこよなく愛する原監督。先月末、故ジャンボ鶴田さんが米国プロレス殿堂入り。

 「彼の試合はすごかった。相手の技を全て受けて、それを倍にして返す。相当、力の差がないとだめだ。できればわが軍は(技を)受けたくないな」。

 原監督の秋田訪問は20回目。病院で子どもたちを励まし、中学校で野球教室を行い、夜はチャリティーのトークショー。地元出身の俳優柳葉敏郎も加わった。当時消防士だった友人の誘いが訪問の縁。

 「いろいろなことを目の当たりにさせていただいた。一貫して『少しでも役に立てれば』の気持ちです。現役、コーチ、監督。ユニホームを脱いだ時期もあった。さまざまな境遇があった」。