<仙台6大学野球:宮城教育大2-1東北工大>◇第6節最終日◇8日◇東北福祉大野球場

 宮城教育大が東北工大との3戦勝負を制し、今季初の勝ち点を挙げた。泉館山(宮城)出身の2投手、3人の野手が活躍。11日からの最終節・東北大戦で勝ち点を奪えば、05年秋以来16季ぶりに4位に浮上する。

 宮城教育大が今春に続いて東北工大との3戦勝負に競り勝った。泉館山出身の選手が攻守に活躍。2回裏、先頭の6番佐藤慎梧外野手(3年)のチーム初安打を先制点に結びつけ、8回1死三塁からは3番早坂裕太郎外野手(1年)の右前打で勝ち越した。4番浅野祥男捕手(4年)は渡辺諒(同)と佐々木佳月(2年)の2投手を好リード。高橋顕法監督(38)は「継投は想定通り。バッテリーを中心によく守り切った」と無失策の守備をたたえた。

 中1日で志願先発の渡辺は5回を4安打1失点。第1戦黒星の佐々木も残り4回を無安打に抑えて雪辱した。白星を後輩に譲った形の渡辺は「チームが勝てばいい。東北大に勝たないと意味がない」と次節先発に意欲。入団テストを兼ねて、リーグ終了直後に四国独立リーグ高知ファイティングドッグスの練習に参加予定の浅野は「2戦で決めたい」と今春連敗した東北大への雪辱を誓った。【佐々木雄高】