中日が東海大甲府・高橋周平内野手(17)をドラフト1位候補の最有力に挙げていることが17日、分かった。この日、名古屋市内の球団事務所でスカウト会議を実施。ドラフト候補を絞り込み、そのトップにこれまでも最大限の評価をしてきた超高校級スラッガーを挙げた。中日は高橋以外にも東洋大・藤岡、東海大・菅野、明大・野村の3投手と地元中京大中京出身の慶大・伊藤を1位候補に挙げてきた。ただ、他球団の動向や現戦力を分析した結果、高橋が最上位に位置づけされたようだ。

 中田スカウト部長は「3年から4年という近い将来を見て長距離打者をとらないといけないというのはある」と説明。今日18日にも会議を行い、19日には高木次期監督の意見を聞く予定。ヤクルトも高橋を1位候補に挙げている。

 ◆高橋周平(たかはし・しゅうへい)1994年(平6)1月18日、神奈川県藤沢市生まれ。小1から善行野球スポーツ少年団で野球を始める。中学時代は湘南クラブに所属。東海大甲府では1年春から正三塁手。同年夏の山梨大会では4番を務める。同年秋からは正遊撃手に定着。高校通算71本塁打。180センチ、85キロ。右投げ左打ち。