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阪神首脳大集結!「プロジェクトF」発足

6日、大阪桐蔭グラウンドでキャッチボールする藤浪
6日、大阪桐蔭グラウンドでキャッチボールする藤浪

 伝説の投手をつくる! 阪神の「プロジェクトF」が7日に高知・芸西村のチーム宿舎で立ち上がった。中村勝広GM(63)や和田豊監督(50)ら10人前後の球団と現場首脳が一堂に会し、黄金ルーキー藤浪晋太郎投手(18=大阪桐蔭)の育成プランを話し合った。今後も継続開催される壮大なプロジェクトの1回目。確実視される来春の1軍キャンプでは、マイペース調整を認める方向となった。

 18歳の少年が伝説の投手になる-。その名も「プロジェクトF」。黄金ルーキーを巡る壮大な育成計画が立ち上がった。高知・芸西村のチーム宿舎、とある一室に次々と要人が集まった。この日、大阪から駆けつけた南球団社長、中村GM、和田監督、黒田ヘッドコーチ、さらには佐野統括スカウトまで。10人前後の球団と現場首脳が一堂に会した。メーンテーマは藤浪をいかに育てるか。議論は40分近くで終了。高野球団本部長が説明した。

 「育成プランを球団挙げてやっていく。いろいろ案を練って、ドンドン詰めていく段階です」

 ドラフト1位の抽選を12連敗で脱して、甲子園春夏連覇の実績を誇る右腕をゲット。日本球界の将来を考えても、絶対的につぶすことができない。だからこそ、これだけの要人が集まり、あれやこれやと話し合った。球団の歴史をひもといても、異例中の異例だろう。

 第1回の会議で、スペシャルプランの原型ができた。その1つが、藤浪流の調整を認める方針だ。前日6日に、大阪桐蔭グラウンドでブルペンに入り、52球を投げた。7種類の変化球を投げ分け、精力的だった。会議では、投手コーチから「ブレーキをかけたほうがいい」という意見が出た。しかしスカウトの違う意見もあった。中村GMは言う。「彼はペースを上げたほうがいいらしい。スカウトも大丈夫と言っていた。ブレーキをかける結論は出ていない」。藤浪はケガに泣かされた経験が少ない。キャンプまで、しっかりと体作りに励んでも問題ないという方向性になった。

 来春キャンプの1軍同行も決定的な状況になった。中村GMは「投手は自分のペースでやれる。孤立してもメニューをこなせる。壊してしまったら、元も子もないが、我々の考えもある」と説明した。キャンプ中も球数制限など独自調整を続ける可能性がある。開幕からローテーションに入る実力があるだけに、成長を阻害する考えはなかった。

 この他にも、入寮後のファン対策など、プロジェクトの案件は多岐にわたる。18歳の無限の未来のために知恵を出し合う「藤浪会議」は今後も定期的に開かれる予定。待望の大エース誕生へ、虎は本気だ。【田口真一郎】

 [2012年11月8日11時2分 紙面から]









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