ロッテは10日、千葉市内の球団事務所でスカウト会議を行い、桐光学園・松井裕樹投手(3年)を中心にドラフト1位候補を数人に絞り込んだ。最大の補強ポイントは先発型の即戦力投手。伊東勤監督(51)は「あえて誰とは言わないけど、最近にぎわせてる投手。競合覚悟で、ぜひとも一緒にやりたい」「僕がほしいのは左。話題性だけじゃなく実力もある」と話し、松井を最有力候補に挙げた。競合なら自ら抽選のくじを引く。全体の指名候補は約50人。過去2年は4位までの指名だったが、今季はけが人続出で選手不足に苦しんだ。育成選手もいなくなったため、今年は育成も視野に5~7人程度を指名する予定だ。