ノルマは体重3キロ減!

 日本ハムのドラフト1位、東海大甲府・渡辺諒内野手(18)がダイエット指令を受けた。15日、山梨・甲府市内のホテルで仮契約交渉を行い、契約金7500万円、年俸680万円で合意(金額は推定)。プロ入りまでに「しっかり体作りをしたいです」と話したが、右隣に座っていた大渕スカウトディレクター(SD)は苦笑い。なぜなら渡辺は現在、体重が自称81キロ。ベストの78キロ前後から増加しており「あと3キロくらいはね」(大渕SD)と、来年1月に始まる新人合同自主トレまでの減量を命じられた。

 

 敵は炭水化物だ。「お菓子は食べないですけど、ご飯を食べちゃうんですよね」。今夏の甲子園をかけた山梨大会で敗退後、運動量の低下から一気に84キロまで増量。太りやすい体質もあり、大好きな白飯が体重増に直結していると自己分析する。「今は1食に普通の茶わん1杯だけにして、野菜を多めに取るようにしています」。多くて丼2・5杯をかき込んでいた白米を減らすなど、努力を続けている。「走攻守、3拍子そろった選手になりたい」。有言実行するため、プロ入りまでに本来の体のキレを取り戻す。【木下大輔】