広島が10日、マツダスタジアム内でスカウト会議を行い、12球団最速で地元出身の早大・有原航平投手(4年=広陵)を1位指名することを公表した。松田オーナーは「一番能力と素質がある投手が広島出身なんだから、当然のこと。1度言ったら変えない」ときっぱり言い切った。最速156キロ右腕は今ドラフトの目玉。複数球団の競合は必至だ。昨秋ドラフトで大瀬良を引き当てた田村スカウトに続き、今回も担当の尾形スカウトがくじを引く方向だ。

 外れ1位候補は明大・山崎福也投手(4年=日大三)亜大・山崎康晃投手(4年=帝京)法大・石田健大投手(4年=広島工)ら大学生、社会人投手に前橋育英・高橋光成投手ら高校生投手も含め、柔軟に対応する。