新リーダーも越年!

 阪神鳥谷敬内野手(28)が23日、大阪市内のホテルでクリスマスイベントに参加し、初の越年更改に臨むことを明かした。「(更改は)来年になります。こっちも言いたいことがあるし、向こうもある。お金だけじゃなく、いろんな話を含めてもう少し話したい」。今オフ、阪神新選手会長に就任したばかり。リーダーとして強い責任感を持ち、チームと意見を交わす覚悟だ。

 今季、チームはCS進出を逃して4位。“厳冬”を迎え、鳥谷に金本、藤川ら6人が未更改の状況だ。前日22日には藤川が、代理人を通しての下交渉で球団の姿勢を問いただしていることを明かした。鳥谷も自身の年俸(今季推定1億1000万円)は二の次で、より良いチーム作りのため話し合いを重ねている。

 「そこ(年俸)で時間がかかる訳じゃない。球児さんもそうですけど、一緒にやってきたメンバーとオフにいろいろ話した。しっかり自分の気持ちを伝えることを第1にして、それができたらサインします」。

 今月から下交渉を開始したが、キャンプインまで妥協はしない。「選手と球団がもっと良い形になれるように。なかなか話す機会もなかったので。しっかり話し合って、納得のいく形で終われればいい」。背負う責任の重さを自覚し、虎の新リーダーが本格的に動きだした。