大台復帰や、バリバリ投げまっせ!
阪神久保田智之投手(29)が27日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、2300万円増の年俸1億円プラス出来高でサインした。
「試合数は投げたのでしっかり評価してもらおうと思っていた。ある程度は評価してもらいました」
先発転向を狙った昨季は右肩痛の影響でわずか1試合登板。年俸1億1000万円が7700万円まで大幅ダウンした。今季は再びセットアッパーに君臨し、71試合登板で防御率3・20。不調による約1カ月の戦線離脱がありながら、チームトップの登板試合数で大台復帰を勝ち取った。
出来高の契約内容がすごい。沼沢球団本部長は「(久保田は)『100%先発をあきらめてはいない』と言っていた」と交渉過程を明かした。登板試合数などの中継ぎ部門だけでなく、有事の際の先発起用にも応えるモノになっているという。
異例のマルチ出来高が設定されたのは、久保田の鉄腕ぶりが頼られている証拠。もちろん本職は中継ぎで、この日も「中継ぎの評価は僕がしてもらえないと周りの中継ぎ陣にも迷惑がかかる」と地位向上をアピールした。
「しっかり球児の前を投げられるようにしたい。今年を見てもそうだけど(8回の男を)固定しないと苦しい展開になる。僕が頑張れば良い流れでいける」
自分が1年を通して安定していれば…。胸に宿る悔しさはエネルギーに変える。11年Vへ、久保田が身を粉にする。【佐井陽介】



