プロ野球の熊崎勝彦コミッショナー(75)は27日、都内の日本野球機構(NPB)で準決勝敗退に終わったWBCを総括し「率直に言って、選手、監督はもとより、私も悔しかった。しかし、今回感じたのは、監督以下、コーチ、選手の結束力というものが、宮崎キャンプ以降、日に日に高まっていったと感じました」と評価した。

 退任を表明している小久保裕紀監督(45)の後任人事については「これから監督人事、人事体制が議論されていくことになる。侍ジャパン強化委員会の場で議論されていくことになる。もちろん、その中では有識者の考え方を聞くということもあり得るでしょう。そういうことがこれから議論されていく。それと同時に組織的な体制といったものも、しっかりと強化して、効率的、効果的に、侍ジャパンの強化に結び付けていきたい」と話した。

 新監督の決定時期については「4月、5月ぐらい」と、スピード感を持って議論していく考えを示した。