近大ボクシング部が、来季7年ぶりの関西学生リーグ1部復帰を決めた。28日、大阪・吹田市の関大キャンパス内で1、2部入れ替え戦(1チーム9人で階級別に対戦)が行われ、2部優勝校の近大が、1部最下位の関学大を6-3で破った。09年に部員の不祥事で廃部に追い込まれ、12年に活動を再開。同リーグ36連覇、全日本大学王座を10度獲得した名門が、苦難を乗り越えて復活した。

 近大OBでタレントの赤井英和総監督は、1部昇格を決めた瞬間、号泣。「選手はもちろん、チームの首脳陣も気合入れて、汗も涙も流してきた。ボクシング経験のない学生も、よくやってくれた。褒めてあげたい」と感激していた。