ボクシングのWBA、WBC世界ライト級王座統一戦は24日(日本時間25日)、英マンチェスターで行われ、WBC休養王者ホルヘ・リナレス(31=ベネズエラ、帝拳)がWBA王者クローラ(29=英国)を3-0の判定で破り、敵地で王座統一を果たした。

 相手のプレッシャーと手数に苦しんだが、6回には右の強打でロープ際に追い込むチャンスも作り、最大6ポイント差をつけて勝利した。「アグレッシブに戦おうと思った。良い試合ができた」と話した。3階級制覇王者リナレスは、戦績を41勝(27KO)3敗とした。

 16日に7回TKO勝ちで11度目の防衛を果たしたWBCバンタム級王者山中が、リナレス戦を放送したWOWOWのゲスト解説を務めた。試合後は、関係者へのあいさつ回りなどが続いているとし「会う人が喜んでくれて、あらためて試合内容は大事だなと感じた」。同門リナレスの勝利には「やりにくい相手だったが、しっかり攻略するところはさすが」。同試合は今日26日、午後9時からWOWOWライブで放送される。