仙台女子プロレスが、東日本大震災から6年となる11日に「あの日を忘れない」と題された東京・新宿FACE大会を行い、試合前には1分間の黙とうをささげた。橋本千紘(24)がメインのタッグ戦でOZアカデミー認定無差別級王者の松本浩代(31)に勝ち、松本とタッグを組んでいたアジャ・コング(46)に奪われたセンダイガールズワールド王座への挑戦が決まった。4月6日の東京・後楽園大会で奪還を狙う。

 豪快に投げ飛ばした。場外乱闘でペースをつかめず防戦一方の中、19分29秒に橋本が必殺の原爆固めで松本を沈めた。「勝ったことで自信がついた。次は自分がぶん投げて勝ちます」。一方のアジャは「1カ月弱でどこまで準備できるんだか。俺は次のことしか考えてない」と一蹴した。

 昨年の10月16日、団体10周年記念大会で里村明衣子代表(37)に勝ってベルトを初戴冠したが、1月9日にアジャに敗れてタイトルを失っていた。試合後、橋本は「ベルトを奪われてから1回も気持ちが折れずにここまで来た。もう1回自分がベルトをとるんだという気持ちは変わらない。絶対に3カウントをとる」と意気込みを口にした。