ボクシングの東洋太平洋スーパーバンタム級王座決定戦は17日に東京・後楽園ホールで開催される。

 16日に都内で前日計量があり、同級1位大竹秀典(35=金子)がリミットの55・3キロを100グラム下回る55・2キロ、同級2位ジェルビルト・ゴメラ(フィリピン)が54・7キロでパスした。

 4度防衛した日本タイトルを返上後、14年11月には英国でWBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチに挑んだ経験を持つ大竹。王者スコット・クイッグ(英国)に0ー3の判定で敗れてから2年以上が過ぎた。以降はノンタイトル戦5試合を全勝してきたが、「勝って当たり前と言われる試合よりも、取ったら世界ランクも上がる。いつもよりモチベーションは高いです」と東洋太平洋タイトル挑戦の意図を説明した。

 相手のゴメラの印象には「パッキャオそっくりですね」。映像は戦歴浅いころしか見て折らず、「振り回してくると思うので、序盤に気を付けたい」と警戒した。世界戦以来のスーパーバンタム級、12回戦ともなり、「倒せるパンチを磨いてきた」とKO決着を狙う。