夏場所11日目の取組表は、現在の体裁になってから最も小さい文字で印刷された。11日目は今場所最多312本の懸賞がかけられたことにより、小さい文字がぎっしり。両国国技館内で印刷を担当する島印刷所によると、「本日の懸賞取組」の欄は縮小率65%、通常の取組の欄は縮小率80%。どちらの縮小率も過去最少となった。小さい文字は読みにくいため、懸賞の縮小率は75%を限界値にしていたが、これを大きく突破。協会側と調整し、この文字の大きさで落ち着いた。

今場所は懸賞の申し込み総本数が過去最多だった初場所を800本以上上回る4241本あった。休場者が出たために取りやめもあったが、連日多くの懸賞がかけられた。11日目は、「にしたんクリニック」を運営するエクスコムグローバルが、幕内の全取組に5本ずつ合計95本も提供したため、「たんたん にしたんクリニック」を5本続けると、それだけで取組表では2行になる。大胆な懸賞提供が、取組表の縮小率新記録につながった。

本場所中、毎日行う取組表の印刷は時間との闘いでもある。13日目以降は、打ち出し後に取組を決めることが多いため、島印刷所の河合秀孝社長は「今のタイミングで良かったです」と胸をなで下ろしていた。【佐々木一郎】

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大相撲夏場所11日目の取組表「本日の懸賞取組」部分
大相撲夏場所11日目の取組表「本日の懸賞取組」部分