日本ボクシングコミッション(JBC)の中山喜治関西地区事務局長は15日、5年ぶりの復帰戦を10月にタイで行った辰吉丈一郎について、今後は試合をしないように本人を説得するよう所属ジムの大阪帝拳の吉井寛会長に対し、16日に指示することを明らかにした。

 38歳の辰吉は今年9月に例外規定を含めてボクサーライセンスの再申請期限が過ぎており、国内では試合ができなくなっている。既に大阪帝拳も引退勧告はしているが、JBCの安河内剛事務局長は「大阪帝拳と本人がしっかり話し合う時期」と述べた。中山事務局長は「しっかり引退するように説得してくれと伝える」と話した。