<新日本:東京大会>◇13日◇後楽園ホール◇2050人

 ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア決勝戦で、新日本魂を持つアイルランド人プリンス・デヴィット(28)が初制覇を成し遂げた。準決勝でノア石森太二をブラディサンデーでマットに脳天からたたきつけてフォール勝ち。決勝はDDT飯伏幸太との顔合わせとなり、空中戦を駆使した激しい駆け引きを展開。しかし試合途中に左肩を負傷して動きが鈍った飯伏を捕獲。14分34秒、準決勝同様、ブラディサンデーで仕留めた。ジュニアの祭典を最高の形で締めくくったデヴィットは「5年前に新日本に入り、厳しい練習をしてきた。それが今日、報われた。次はIWGPジュニア王座に向かっていきたい」と、同王者となるノア丸藤正道との対戦を希望していた。