新日本の永田裕志(42)が22日、都内の事務所で会見し、ニュージャパン杯優勝を報告した。大会開催期間中に起きた東日本大震災の影響で「プロレスをやっていていいのか」という葛藤(かっとう)もあったが、会場でファンの熱い声援を聞いて、気持ちを切り替えたという。「ファンが笑顔で帰ってくれて、自分が迷ったことが恥ずかしいと思った。プロレスラーという仕事に誇りを持てた」。

 4月3日の後楽園大会では、IWGP王者の棚橋弘至に挑戦する。「今、調子がいい。エネルギーが有り余っているから、今のうちに取れるものは取っちゃおう」。勢いに乗って、07年以来の王座奪回を宣言した。