IGFは15日、蝶野正洋エグゼグティブプロデューサー(EP=48)とサイモン猪木取締役(37)が都内で会見、12月2日に「イノキ・ボンバイエ2011」を東京・両国国技館で開催することを発表した。IGF王者ジェロム・レバンナ(38=フランス)が2度目の防衛戦を行う。

 「イノキ・ボンバイエ」は過去に00、01、02、03年の大みそか、そして昨年12月3日の5回行われている。蝶野EPは、アントニオ猪木会長(68)のわがままをすべて受け入れることを明言。「『INOKI・GENOME』とは、違う意味合いを持った大会。今までの大会の歴史を踏まえたものにする。猪木さんは意外性を求める。オープンで楽しい、驚きのある奇抜な大会にしたい」。サイモン取締役は「普通の大会では終わらせたに。すごい選手が取れるんだったら、片っ端から取りに行く。旬の選手は必ず」と話した。

 現在のところ、決定しているのはレバンナが防衛戦を行うことだけだが、蝶野EPは「当然、自分も準備する。新日本のときは100通りのカード候補があって、変更、変更の連続だった。当日、出されたカードでやる。格闘技会が厳しい状況の中で、IGFに風が吹いてきている。それを、どう形にするかだ」と話した。