<REINA24>◇15日◇東京・新宿FACE

 栗原あゆみ(27=フリー)がヘイリー・ヘイトレッド(28=米国)を下し、CMLL世界女子王座初防衛に成功した。米国のTLW世界女子、ハイブリット・ファイティングの2冠王者で、日本でも昨年末までJWP認定無差別級王座を巻いていたトップ外国人選手と3本勝負で対戦。体格で劣る栗原は相手のパワーに苦しい戦いを強いられ、ラリアットで1本目を奪われたが、2本目はライガーボムでたたきつけられながらもエビ固めで切り返す執念を見せ3カウントを奪い返す。3本目、得意の裏投げを3発連続で投げても3カウントは奪えず、ベルト奪取時に決めたネバギバ(ダブルニーアタック)はパワーボムに切り返された。それでもラリアットをかわして裏投げで投げると、ヘッドバットから変形裏投げで投げきってフォール。通算2-1でボロボロになりながらも初防衛に成功した。栗原は「昨年、初めてシングルのベルト(NEO2冠)を巻いたのに、1度も防衛戦をしないまま返上してしまった。どうしても防衛がしたかったし、強い相手に勝ってメキシコで防衛戦をするのが目的だった。やられても負けないのが自分のスタイルだけどやられすぎた」と試合内容を反省。それでも「メキシコに行こうと思っている時期がある」と次の防衛戦はメキシコで行いたい意向を明かした。