【朝乃山を追う:26年秋場所】同学年の一山本と大ケガ以来2年2カ月ぶり対戦に思い

秋場所を10勝5敗で終えた朝乃山(32=高砂)が、九州場所では横綱、大関ら上位陣と対戦する番付へ戻ってきそうです。

大けがによる長期休場を経て、再入幕から5場所目でつかんだ2桁勝利。

その始まりには、同学年で親交の深い一山本との約2年2カ月ぶりの対戦がありました。

再戦を白星で飾り、終盤まで優勝争いにも加わった秋場所。

巡業先で振り返ってもらうと、再び戦える喜びと、記者への気遣いを忘れない余裕が伝わってきました。

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初日で激突後も会話はなし

大相撲秋場所初日 一山本(奥)を寄り切りで破る朝乃山

大相撲秋場所初日 一山本(奥)を寄り切りで破る朝乃山

待っていた一番が終わった後、2人は何を話したのだろう。

秋場所後の巡業で、朝乃山に聞いた。

同学年で親交の深い一山本と、初日に約2年2カ月ぶりに対戦。

朝乃山が立ち合いから右を差して主導権を握り、土俵際まで一山本を寄せ付けず寄り切った、あの一番だ。

「いや、特に話してないですし。話す必要もないかなって。振り返る必要もない感じです」

24年名古屋で左ひざ前十字靱帯断裂

名古屋場所4日目 一山本(左)は押し倒しで朝乃山を破る

名古屋場所4日目 一山本(左)は押し倒しで朝乃山を破る

名古屋場所4日目 一山本(左)に押し倒しで敗れた朝乃山

名古屋場所4日目 一山本(左)に押し倒しで敗れた朝乃山

前回の対戦は、24年名古屋場所4日目。

一山本に押し倒された際、左ひざを痛めた。

前十字靱帯断裂の大けが。

自力で立ち上がれず、病院に運ばれた。

手術を受け、休場が続いた。過去に大関を務めた朝乃山の番付は、三段目まで下がった。

昨年春場所で復帰し、7戦全勝。今年初場所で幕内に戻り、秋場所は復帰後最高位の東前頭6枚目まで上がった。そこで、一山本との取組が組まれた。

本場所での対戦は約2年ぶりでも、普段から稽古を重ねてきた相手。場所前には連絡を取り合い、出稽古で一緒に調整している。

「僕から連絡して、行ってました」

ただ、秋場所前は、たまたまその機会がなかった。

対戦を意識して避けたわけではない。

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スポーツ

山田遼太郎Ryotaro Yamada

Tokyo

東京都八王子市生まれ。2015年11月入社。紙面レイアウトを担当する「整理部」に配属され、約10年間、スポーツ紙の制作に携わる。このうち約5年半は1面を担当し、東京五輪の閉会式や長嶋茂雄さんの「永久に不滅です」を伝える1面など、数々の紙面を制作。櫻坂46のファンで、本紙名物の「パノラマ紙面」の制作にも全力を注いできた。26年4月からスポーツ部に異動し、37歳で記者として新たなスタートを切る。現在は大相撲を担当。紙面制作で培った経験を武器に、新たな土俵で挑戦中。