<スターダム:STARDOM

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 HIGHEST2012>◇20日◇東京・後楽園ホール

 高橋奈苗(33)が里村明衣子(32=仙台女子)を下し、ワールド・オブ・スターダム王座2度目の防衛に成功した。里村は「今あるベルトはお飾り。価値がない」と言い、スターダムのベルトに対しても「できたばかりのベルト。なぜ他団体の自分なのか?」と疑問を呈していた。これに奈苗は「団体を否定された気分。私が持っているベルトに価値がないのか」と反論。業界を巻き込むベルト論争が巻き起こった。

 試合は「女子プロレス界頂上決戦」という里村の言葉通りの激闘となり、奈苗がワンセコンドEX(変形エメラルドフロージョン)で勝利。奈苗は「ベルトの価値がない?

 今の試合でそんなこと言えるのか?

 でも、みんなが熱狂してくれる試合ができた。それは里村明衣子のおかげだと思う」と里村に感謝し「私がこのベルトの価値を高めていく。どんどん挑戦してきてほしい」と挑戦者を募った。松本浩代と世IV虎(よしこ)がアピールしたが、奈苗は「モテモテで困っちゃう。私は逃げも隠れもしない」と言いながらも明確な返答はせず「みんなで盛り上げていくぞ!」とはぐらかした。