22日のノア両国大会で4度目の防衛に成功したGHCヘビー級王者・森嶋猛(33)が23日、千葉・行徳の行きつけの居酒屋「大ちゃん」で会見した。ビールを飲み、焼き鳥を食べまくりながら「身体に痛みが残っているけど、今のノアの戦いというものを見せられた。潮崎は、あそこからはい上がってくるだろう」と、前日の潮崎戦を振り返った。

 ノア初の両国大会に8000人の観衆を集めたことにも、王者として安堵(あんど)の表情を見せた。「満足しているわけじゃないけど、さらに盛り上がっていける。新しいノアが始まる予感がする」と話した。

 次期挑戦者については「誰でもいい。やりたいヤツが名乗り出ろ」。マグナスと組んでGHCタッグ王者になったサモア・ジョー(33)が対戦を希望してることに「07年に米国に行った時、ボロボロにやられている。リベンジのためにもやりたい」と対戦に意欲を見せた。

 ほろ酔い加減でご機嫌の森嶋だったが、盟友・力皇(39)の引退セレモニーに触れ「ありがとうございました、とだけ言いました。家族の方を見ると、ウルッと駄目ですね。でも、一番ビックリしたのは、セレモニーが終わって、国技館のでっかい湯船にゆっくりつかっていたら、みんな帰っちゃってたこと」と笑った。