ボクシングの元IBF世界ミニマム級王者で同級3位の高山勝成(31=仲里)が19日、日本同級王者・大平剛(30=花形)と争うIBF&WBO世界ミニマム級王座決定戦(31日、大阪・ボディメーカーコロシアム)に向けて、大阪市内のジムで練習を公開した。

 既に体重はリミットの47・6キロ近くまで落としており、この日は縄跳びやシャドーボクシングで汗を流し、軽快な動きを披露。「お互いにプライドが懸かったすごい試合になると思う。大平選手も多分ラストチャンスだと思うし、すごい気持ちで臨んでくる。自分は自分のペースで戦って、仕留めにいくときは仕留めにいきたい」と、KO勝利を視野に入れた。

 既にWBC、WBA、IBFの3団体のベルト獲得歴がある高山にとって、今回勝てば国内初の世界主要4団体制覇の偉業となる。