WBA世界フライ級2位の亀田興毅(22=亀田)の世界戦が白紙になった。5月にも挑戦する予定だった同級王者デンカオセーン・シンワンチャー(32=タイ)が12日、来日。亀田に対し、現状では対戦する意思のない考えを明かした。

 デンカオセーンは「王者は自分だし、オレが挑戦者を指名する。対戦相手を選びに日本に来た。亀田が怖いわけではない。自分は4月に試合をしたいんだ」と続けた。

 亀田にとっては、まさかの事態になった。デンカオセーンが坂田を破り、新王者になったことで、亀田はすぐに挑戦者に立候補したが、今回の緊急事態で、亀田陣営は世界戦構想の練り直しが迫られそうだ。