WBC世界フライ級王者内藤大助(35=宮田)が17日、東京・葛飾区の所属ジムで練習を公開した。29日に6度目の防衛戦を行う挑戦者の同級3位亀田興毅(亀田)を想定し、サウスポーの選手と2回のスパーリングを実施。鋭い踏み込みと追い足を披露し、亀田が得意とするアウトボクシング対策も万全のようだ。

 技術面もさることながら、今回は3度の走り込み合宿を行い、スタミナ強化に重点を置いたという。「スタミナ重視。そっちの方がイヤだった。走ったね。35歳という年で、体力が落ちるからかもしれないからね」。亀田興とひと回り年齢が違うことについても、「オレの方が精神的に若い。肉体的にも自信あるからな」と胸を張っていた。