グレイシーの刺客ホジャー、近藤仕留める
「グレイシー一族最後の大物」ホジャー・グレイシー(26=ブラジル)が15日、日本デビューとなる「戦極」第二陣(18日、有明コロシアム)を前に都内で練習を公開した。193センチ、100キロという体はファミリー最大級。05年に行われた寝技世界選手権では2日間で8連勝し、2階級を制した実力の持ち主だ。ヒクソン以外は苦戦を強いられているグレイシー一族だが、ニュージェネレーションが新たな歴史をつくる。
「大好きな日本で戦えることを光栄に思うよ」。そう話すとホジャーは屈託のない笑顔を浮かべた。一見すると、どこにでもいそうな留学生といった感じだ。だがグローブをはめると、グレイシー一族が持つ闘争本能にスイッチが入る。ミット打ちをこなすと、得意の寝技へ。まるで大蛇のように相手にからみつき、絞め技や関節技を次々と決めて見せた。
これまで来日したグレイシー一族との決定的な違いは193センチ、100キロという体のサイズだ。「400戦無敗」として知られるヒクソンは178センチ、84キロ。07年6月に桜庭に判定勝ちを収めたホイスでさえ185センチ、85キロ。決め技のパワーも半端ではない。「彼らはひと世代前のファイターだからね。僕らの世代から体も一回り大きくなったんだよ」と胸を張った。
実力もケタ違いだ。「寝技の世界選手権」といわれるアブダビコンバット05年大会では99キロ未満級、無差別級の2階級を制覇。2日間というハード日程の中で8連勝し、うち7勝が一本勝ちだ。01年の同大会88キロ未満級で日本人初優勝を遂げた菊田早苗(36=GRABAKA)は「技術すべてを見たわけではないが、体の大きさや寝技のうまさは規格外」と絶賛した。
総合格闘技は今回で2戦目。対戦する近藤有己(32=パンクラス)については「70戦以上している選手でリスペクトしているよ。打撃、特にひざ蹴りに注意したい」と謙虚な姿勢をのぞかせた。だが自信について聞かれると「5分3回でしょ? だったら仕留められるよ」。グレイシー一族最後の大物が、いよいよベールを脱ぐ。【山田大介】
[2008年5月16日9時9分 紙面から]
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