WBA世界フライ級1位の亀田興毅(21)が「米国進出」を果たす。マリノ・モンティエル(メキシコ)との復帰戦(12日、メキシコ・エルモシージョ)を前に、10日(日本時間11日)同地での公式会見に臨んだ。亀田の試合はメキシコ全土、米国各地にも生中継されることが決まった。

 海外デビューには最高の舞台が整った。同興行には元世界3階級制覇王者フリオ・セザール・チャベスの息子ジュニアが出場。メキシコでは注目の大会で、米国にも放送される。亀田にとっても、絶好のアピールの場となる。

 国内では8月に亀田ジムの設立が内定。この試合に向けては「炭火焼肉たむら」など5社のトランクススポンサーも決定した。亀田は「フライ級最強を証明したい。日本のパッキャオとして、複数階級制覇、ラスベガス進出を目指したい」と意気込んだ。(エルモシージョ=オルランド・ソト通信員)