戦極を主戦場とするプロ格闘家の吉田秀彦(39=吉田道場)が、北京五輪柔道男子100キロ超級金メダリストの石井慧(21=国士舘大)に「柔道続行」を勧めた。10日、神宮球場でヤクルト-巨人戦の始球式を務めた後、プロ格闘家転向問題で揺れる石井について「まだ若いし、柔道をやめるのはもったいない。やれるところまでやった方がいい」と忠告した。
吉田も22歳のときに92年バルセロナ五輪柔道男子78級で金メダルを獲得した。しかし、その後も階級を上げながら96年アトランタ五輪(86キロ級)、00年シドニー五輪(90キロ級)に出場(ともにメダルなし)。すべてをやり尽くして、02年に引退した。プロ格闘家デビューは32歳。それだけに「まさかこのタイミングで言うとは」と石井の騒動に驚いていた。
一方で柔道界のプロとアマチュアの壁についても触れ「柔道を続けながら格闘技にも挑戦するなど両立できたら理想。もし両立できるようになったら、どれだけ強いのか柔道で勝負したい。だれか石井対吉田戦を組んでくれないかなあ」と、あくまで畳の上での対戦を熱望した。【塩谷正人】

