00年に肝臓移植手術中に急死したジャンボ鶴田さん(享年49)の妻保子さん(50)が17日、本紙の電話取材に応じ、三沢さんの早すぎる死を悼んだ。18歳で全日本に入門した三沢さんが、鶴田さんの付け人を務めていたころから知っている保子さんは「病院に運ばれたと聞いて、天国の鶴田に『まだそっちに行かないように言って』と祈っていました。主人より若い年で死ぬなんて」と声を詰まらせた。

 保子さんは「ジャンボ鶴田基金」の代表として米オレゴン州ポートランドで臓器移植が必要な患者の支援活動を続け、現在はちょうど一時帰国中。三沢さんと最後に会ったのは数年前だが、移植の啓発などの活動に参加してくれていたため、関係は続いていたという。「ご遺族には、いつか天国で会った時に『私はこう生きてきた』と言えるような、素晴らしい人生を送って欲しい。機会があれば(三沢さんの遺族に)会って励ましたい」と話していた。