リアルジャパンが17日の東京・後楽園大会で、急死したノアの三沢光晴社長と大阪プロのレフェリー田辺哲夫さんの追悼セレモニーを開催した。試合に先立って全選手がリングに上がり、10カウントゴングを鳴らした。昨年12月にタッグで三沢さんと初対戦した初代タイガーマスクの佐山は、リング上でタイガーマスク時代の遺影を手にあいさつ。「大きな柱を失ったが、プロレスの復活を目指していく」とファンに約束した。

 メーンの6人タッグには三沢さんと05年に対戦経験のある新日本の蝶野が出場。サスケが初代タイガーマスクに抑え込まれて敗戦後、「起こったことは仕方ないが、整理できていない。試合する気持ちができていなかった」と声を振り絞り、「ショックを受けているノアの選手が頑張っている。それが救いというか、勇気をもらった。彼らに負けないように」と、自らを奮い立たせるように話した。