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粟生9種類のカウンターでKO防衛だ

公開スパーリングで右ストレートを放つ粟生(撮影・水谷安孝)
公開スパーリングで右ストレートを放つ粟生(撮影・水谷安孝)

 WBC世界フェザー級王者粟生隆寛(25=帝拳)が、9種類のカウンターでKO初防衛を狙う。8日に都内のジムで、公開スパーリングを披露した。前回は6種類のカウンターを駆使して王座に就いた。今回はアマ世界3位の経験を持つ、指名挑戦者の同級1位エリオ・ロハス(26=ドミニカ共和国)が相手。あえて選んだ強敵撃破へ、さらに3種類の変則カウンターを磨いてきた。この秘密兵器を生かし、「感動と勇気を与えて、世界一を証明したい」との決意を示した。

 西岡、リナレスと同僚の世界王者が、次々海外のアウェーでKO防衛した。粟生は「置いてきぼりを食わないように」と話す。そのためにはKOで初防衛しかない。浜田代表からも「今回はKOが使命」と厳命されている。KOへの秘密兵器が、3種類の変則カウンターだ。

 前回の王者ラリオスとの再戦では、初挑戦失敗の反省からカウンターを6種類用意した。今回はさらに3種類を準備した。相手はアマ経験豊富で、基本がしっかりした正攻法も好戦的という。浜田代表は「攻めてくるだろうからかみ合う」と見る。さらにロハスが唯一負けた相手は、粟生の元パートナーで変則スタイルだった。そこで今回は変則カウンターを用意した。田中トレーナーは「粟生は相手の呼吸を読むのがうまく、もともとカウンターは得意」と説明。粟生も「いい感じに仕上がっている」と手応えを口にした。

 この日は2回のスパーリングを披露した。「1キロちょっと」という減量中で、軽めにこなして打ち上げ。今回は120回消化し、秘密兵器を磨き上げてきた。「初防衛してこそ王者。イメージ? 僕の手が上がることしか浮かばない」と勝利を確信。防衛後は海外ビーチでリフレッシュするつもりにしている。

 [2009年7月9日7時18分 紙面から]


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